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七草粥の日 [日記]

おはようございます。

本日もご来訪くださり、誠にありがとうございます。

昨日から寒の入りでしたね。それにあわせたのか、寒気も南下してくるようです。やっと冬が本格化するような気もしますが、暖冬傾向は続くようです。それでも冬は寒いので、皆さまご自愛ください。

今日は七草粥を食べるとよい、とされている日ですね。

本来は太陰太陽暦(旧暦)の睦月の七日の行事なので、太陽暦だと今年は2月14日(日)にあたります。(旧正月は2月8日)

そういうことなので、実際の植物の生育より、約ひと月早くなっているんですね。

それにしても、月の満ち欠けと太陽の運行との両方を組み合わせた暦法を編み出した古代の人々の知恵は大したものです。毎日見る月の満ち欠けにより、「月」の何日目なのかを知り、太陽の高度から季節を知る。

月と季節が大きくずれないように、閏月を挿入して修正しながら一年を数える。季節の変化にあわせて、それぞれの季節にもたらされる自然の恵みを受ける。人間がずっと続けてきたこの営みに、もっとも合った暦であるように思います。

太陽暦はどちらかというと都市の暦なんでしょうね。とりあえずきっかりとずれが無く、正確でなければならない。都市で人間同士がいろいろと関係しあって生活するには、共通の時間が必要なんでしょうね。そのためには共通の年、月、日が必要で、さらに共通の時、分、秒が必要なんでしょう。

機械時計の発達と普及により、時は自然から切り離され、人間の営みの中でのみ認識されるようになったのかもしれません。かつて、時は人と自然の共通のものだったのでしょうが。

話は脱線を続けますが、川崎市にある東芝未来科学館には、東芝の創業者の一人である「からくり儀右衛門」こと田中久重(たなか ひさしげ:1799(寛政11)~1881(明治11))が作った「万年自鳴鐘」のレプリカが展示されています。(本物は国立科学博物館に寄託)

この時計、和時計の最高傑作と言われており、いろいろな特徴がありますが、それについての詳しい解説はすでにいろいろなところでされているのでここでは割愛します。ここで注目したいのは「和時計」という江戸時代に発達した機械時計についてです。

和時計とは、簡単に言うと、「季節による昼と夜の時間変化に対応した時計」です。日本での時刻は、かつては昼と夜とをそれぞれ六等分して表していたそうです。そのため、季節によってそれぞれの間隔が異なっていました。これをからくり仕掛けで、自動的に表せるようにしたのが和時計です。

「万年自鳴鐘」が大変優れているのは、和時計と西洋時計、月齢、十干十二支、曜日、二十四節気、太陽と月の動き、これらおよそ時間を表すのに必要と思われる全てを一台で表現したところでした。

余りにも独創的かつ複雑な機構であったため、田中久重の死後、すぐ故障してしまったそうですが、誰も修理できず、文部科学省がプロジェクトを立ち上げ、2004(平成16)年にレプリカを作成するまで、その謎は解明されていなかったそうです。

機械時計を作る際に、とにかく「同じ時間間隔で時を刻み続けること」を重視した西洋人と、「季節によって変わる時間間隔を、季節に合わせて変える」ことを重視した日本人、この違いは実に面白いと思います。(まあ、そういうことを正確に機械化しようとしたところも、いかにも日本人らしいのですが。)

このように、日本列島に住む人々は、自然とともに生きてきました。これからもそうであればなぁ、と思います。

七草粥は本来の時期とはずれてしまっていますが、「正月で不摂生した体を休める」意味を込めて太陽暦の1月7日に頂くようにしているようです。

こういう柔軟性も日本らしいなぁ、と思います。

と、いうわけで、今日は七草粥の日でありますというお話でした。

最後に、おわびとお願いです。

近頃は皆様のブログを訪問できたりできなかったりしております。訪問できる時に読ませていただきますので、よろしくお願いします。その際、まとめて読めた記事それぞれにniceをつけることがございます。その際は履歴が複数残りますのでご了承ください。

それでは!!

七草粥.jpg

(おばあちゃんと七草粥づくりにチャレンジするにゃっきいちゃんです。家族で七草、素敵ですね。)

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ojioji

ぼくも昨日から、鍋いっぱいの白菜と人参と松キノコの炊いたんや、別の鍋いっぱい^^;の大根と豚肉の炊いたんを食べて、不節制しまくった身体を休めております。
自然の時間と都市の時間(機械の時間)、考えさせられました。
おっしゃるとおり、都市生活を円滑に送るためには機械の時間に合わせるのが効率的なのでしょうが、生き物としての人間が欲するのはやっぱり自然の時間かなあと体感しております。
眠たくなったら寝る(^^;)。腹が減ったら食う。減らなきゃあ食わない。出したくなったら出す。我慢は禁物。ところが、授業中や接客中には出せない(^^;)、都市的生活の何とも不自由なことよです。
と云うわけで、自分の身体が欲する声を聞いて自分の欲するように素直に生きたいものです。
そういう意味では「万年自鳴鐘」って素晴らしいですね。
文明の発達した現代だからこそ、不定時法を生活に取り入れてみるのも面白い気が。
これから七草粥(そうか、陰暦の行事を陽暦にしちゃったから七草が揃わないわけか^^;)の代わりに、すずしろ飯(「おしん」の大根飯というと惨めさが漂うけれど、すずしろ飯だと何か風流に聞こえるぞ)を炊きます(^_^)
by ojioji (2016-01-07 10:28) 

讃岐人

ojiojiさん、こんにちは。
実に美味しそうな炊き物の数々ですね。
白菜や大根は今が旬ですね。自然とともに暮らしていらっしゃるojiojiさんらしい鍋のように思いました。さらにすずしろ飯、たしかに風流な響きです。
なかなか、こういう文明の道具を用いながらなので、なんとも腰の座りが悪い感じです。文明の時計の針を元に戻すことはいささか乱暴にすぎるので、何とか自分の手の届く範囲くらいは自然の理にかなった生き方を目指してみたいものです。
ありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-07 12:45) 

侘び助

お正月の引き締めモードの我が家はベランダ菜園の自家野菜
4品のお粥を食べました・・・ スリムな体になれるといいけれど(^-^)”
by 侘び助 (2016-01-07 14:10) 

saia

暦と人間と自然の関わりのお話し、からくり儀右衛門の和時計のお話し、とても興味深かったです!
七草粥の日に素敵なお話をありがとうございました(*'▽')

by saia (2016-01-07 18:26) 

原みつる

七草粥って食べたことありませんヾ(; ̄ ̄ ̄▽ ̄ ̄ ̄;A 汗汗・・
名前もわかりません(  '  ω  ' lll)
by 原みつる (2016-01-07 20:33) 

mitsuya

七草粥、今年も食べずに終わっちゃいました(-_-;) なんかなかなか食べる機会が無いんですよね(-_-;)
by mitsuya (2016-01-07 23:38) 

讃岐人

侘び助さん、こんばんは。
自家菜園のお野菜のお粥ですか。それはまた美味しそうですね。
野菜はやはり露地物が美味しいと思います。それでスリムになれればさらに良いですね。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-07 23:43) 

讃岐人

saiaさん、こんばんは。
まとまりのない文章を読んで下さってありがとうございます。
日中の時間の長さの変化は、日時計だとよく分かりますよね。夜はどうやって時間を区切っていたのか興味はありますが、大方の人は寝ている時間なので、あまり重要視していなかったのかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-07 23:47) 

讃岐人

原みつるさん、こんばんは。
七草も地方によって違うらしいです。一応の標準はセリ、ナズナ(ペンペン草)、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(かぶ)、スズシロ(だいこん)のようです。
なかなか、都市で生活していると、自分でそろえて作るのは難しいです。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-07 23:53) 

讃岐人

mitsuyaさん、こんばんは。
そうですか、なかなか準備するのも大変ですから、それは仕方がありませんよね。まずは七草を集めなければいけませんし。
また来年のお楽しみという事にしておきましょう。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-08 00:00) 

ぽんちゃん

わたしもちょうど20年くらい前に行きました。懐かしいなぁ
by ぽんちゃん (2016-01-08 08:47) 

讃岐人

ぽんちゃんさん、おはようございます。
新年の高尾山は、初詣のお客さんも落ち着いていて、ずいぶんとのんびりしていました。
変わっているところもあれば、変わっていないところもありました。
コメントありがとうございます。
by 讃岐人 (2016-01-09 05:24) 

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